人に見られる動画の作り方

SPEAKER:眞鍋 海里

 

  • 企画の作り方

 

  • アイデアの設計図を作る

・企業のブランドや属性、マーケットの下調べが重要。

会社の認知度や強みなどを把握する必要がある。

・ゴールを考える「売りたい」「認知度あげたい」「人を集めたい」

などのゴールを考える

 

  • アイデアを考える

・1を必ず行う事、することにより企業に何が足りないのかが分かる

・作るにあたり、どう表現をしていくではなく、どう解決へ導くが重要

・上記の事を念頭に置き、考えを限定させていくとアイデアは出来やすい。

 

例)「オートウェイ」タイヤの通販会社。認知度が低かったので話題性を呼ぶCMにした

全世界で1000万回再生突破CM。世界の番組にもとりあげられた。

https://www.youtube.com/watch?v=2kpC1iwEAbc

(びっくりするので注意!!)

  • ワークとバズを大事にする「広告をどれだけコンテンツ化出来るか!!」

ワーク:機能をさせる。課題解決させる。

バ ズ:話題になりどんどん拡散させていく。

 

・両立をさせなければ意味がない!!

話題になっても課題解決しないと無意味

ワークしても誰にも届かせないと駄目。

 

広告を作る上での強敵は

皆が思っている「広告うぜ〜〜〜!!!」

こう思われている中で、どれだけ見てもらえて

シェアしてもらえるかが重要。

 

※今の時代2歳児ですら広告のスキップをする。https://togetter.com/li/1075350

本能的に広告が邪魔と思われている・・・

 

・クライアントは広告映像を見てくれると思っている

見る側がどのように思っているのかを共有してもらわないと危ない。

 

例)コンテンツ発想で作った広告動画

「世界最速新聞配達」https://www.youtube.com/watch?v=LkMYfULdtuU

やってきた事を否定する面白さ。それにより落ちが宣伝になり拡散につながる。

コンテンツになっているが、この広告を見ようと思ってアクセスはしていない。

最後まで映像を見た結果、クライアントが言いたい事を伝えられている。

 

※予算が少ない為作れる物が制限をされた。

・一番お金をかけたのはマシーン

・早いマシーンを見せるだけでなく、わざと作る工程からドキュメントタッチに仕上げた。

 

  • 動画を見た人がどう思うかを考えて作る

・制作者側でアイデアやどう表現していくかを共有することが大事。

お互い目指す所を理解しゴールに向けてディスカッションを繰り返し作っていく。

※これを作るにあたり「IKEAのランプ」スパイクジョーンズ監督のCMを

見てこういう裏切られた感をつかませたいと共有しあった。

https://adgang.jp/2018/09/165841.html

 

「集中リゲイン」

https://twitter.com/suntory/status/625827566792773632?lang=ms

・集中の弱さを出すための動画にした。

・このCMのために心理学を学びに大学に行った。

・攻めすぎず、簡単にし過ぎないのに苦労した。見返した時の驚きなどを作る。

 

  • 映像の時間はどれくらいが最適?

・基本は短めが良い

・最後どのように思わせたいかで時間は変わる。

タイヤはインパクト重視で短め。

新聞配達は2分ある。

前半にじっくり時間かけて感動的な形にするから最後が際立つ。

 

Wowを生み出す 

 

  • Story(ストーリー)

ずっと描かれてきた物を突き通す。

  • For Real? (マジで?)

例えば新聞配達の動画もマジでやったの?とか思わせる

  • Realization(気付き)

〇〇前提で見ていた物をひっくり返させられるメッセージなどがあると気づく。

  • Experience(体験)

言葉では伝わらず、「集中」の動画で体験した後はびっくりして納得する。

  • Augmented(拡張)

スマホが出てきた事により、テレビ以外で映像を拡張できるようになった。

 

 

5番のAugmented(拡張)のスマホで視聴の例

「超特急」のMV(6種類の動画を繋げている) https://www.youtube.com/watch?v=O8y-6kN_spE

1つの歌でそれぞれメンバー1人ずつ6種類のMVを作った

・推しメンが堪能できるMV。

・6種類繋げることで1つの映像になるのでファン同士スマホを繋げる

・ファンを拡大する事を目的にもした。

もし学校でクラス1人でもファンがいたら、友人のも借りて繋げて見たくなる。

そうすることにより、より多くの人に見てもらいファンを増やす。

 

  • 今後の映像を作りで必要な事

・現在カッコいい映像を撮れる環境になり、多くの人がカッコいい映像を作っている。

・感情をロジカルに映像表現が出来る人が、まだまだ少ない。

・視聴者をどのような感情にしたかを作れるようになるのが大事。

 

 

※備考

他にこんな物も作っていました。

BOVAという動画コンテストで審査員特別賞を取っていました。

YouTube

https://www.youtube.com/watch?time_continue=98&v=0Y4sNlo7AmU

BOVAサイト

https://bova.co/history/6th/client-work?fbclid=IwAR1ERwEuJFw3PsZz_1AXD7n4T8eEo-J4_26rjASuoFNzMZ9LnKJWmI-nRPw

 

以上